課題解決事例

金属歯車の樹脂化に最適な企業が見つからない!

課題

金属歯車の樹脂化を検討しているが、対応できるメーカーが見つからなくて困っているとのことでご相談頂きました。

提案

図面を見させて頂くと、金属歯車では製作可能だが、樹脂歯車では難しい精度要求になっていました。なぜその精度が必要なのかを尋ねたところ、金属歯車の図面を流用しており、根拠は特にないとのことでした。そのため、まずは射出成形による樹脂歯車と金属歯車の製作上の違いをご説明し、理解して頂く必要がありました。次に、樹脂化で実現したい事が軽量化、騒音低減、コストダウンなのかを尋ねたところ、軽量化が最大の目的と確認することができました。そのため、軽量化を実現するための形状のご提案と、最軽量となるよう強度のある成形材料を選定し、それに合わせた歯車仕様の最適化を行いました。それでもお客様の方で精度への心配があったため、ギヤプラスの「射出成形試作サービス」を利用して、歯車精度の緩和を行っても使用上問題ない事を確認して頂きました。

ポイント

1.金属歯車の精度は樹脂歯車では実現できない場合もある
2.樹脂化の目的が何か明確に伝えることが重要
3.軽量化と強度を両立するアドバイスがあった
4.量産時と同等の試作で事前に問題がないか確認できた

お客様の声

どこにも見積りを断られて困っていましたが、御社だけが条件付きでできると言ってくれました。その条件は歯車設計を一緒に見直すということでした。お恥ずかしながら設計の考え方が正しいか自信を持てずに図面を書いていたので、実はたいへん喜んでおりました。いざ共同作業を始めてみると、ちょっとした工夫で歯車の寿命を延ばせたり、測定が簡単になったりと、目から鱗でした。効率や精度以外のそういう品質管理からの目線は、量産まで手がけているメーカーならではと思い、非常に納得しました。

歯車一筋だからこそ、
できることがある。

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