課題解決事例

材料変更と仕様の見直しで、大幅な騒音低減を実現!

課題

ギヤボックスからの騒音が当初の想定よりもかなり大きく、解決の糸口が見つからなくて困っているとのことでご相談頂きました。

提案

お客様の研究所を訪問し、ギヤボックスから実際に出ている音を聞かせて頂きました。ギヤボックスの場合は歯車の精度とケースの出来が騒音の原因である可能性が高いため、歯車の精度測定とケースの出来映えを確認しました。その結果、歯車に騒音の原因があることが分かりました。そこで精度の向上とヘリカルギヤへの変更を提案し、騒音を劇的に改善することができました。しかし一般家庭で使用する機器とのことで、「コストが変わらずに更なる騒音の低減ができないか」と再度ご相談頂きました。成形材料の変更とヘリカルギヤの仕様見直しを改めてご提案させて頂き、期待通りの騒音低減を実現することができました。

ポイント

1.騒音がケース、歯車のどちらに起因するものか判断する
2.最適な歯車の種類を選択する
3.歯車の仕様を見直す
4.用途に応じた成形材料を選択する

お客様の声

ギヤ駆動ユニットの騒音対策に長年苦労しておりましたが、提案していただいた歯車に変えたら、聞き違えるほど静かになりました。しかもギヤの知識に乏しい素人の私に、さらに静音になる歯車設計のコツを伝授していただき、たいへん勉強になりました。次の開発でその手法を試すのが今から楽しみです。

歯車一筋だからこそ、
できることがある。

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